CIVIL ENGINEERING

打音検査業務

打音検査業務はトンネル検査及び土工検査において打音検査で届かない範囲のトンネル部上床、側壁上部、地上部擁壁上部からのコンクリートのはく落防止を目的とし、タワートロ(トンネル部)、梯子(地上擁壁部)を使用して近接目視及び打音による点検を行います。また、点検時にコンクリートのはく落を認めた場合はその場で叩き落としを実施し、コンクリートのはく落による列車支障事故の未然防止を図っています。

橋りょう現況調査業務

東京メトロの橋りょうの細密点検を定期的に行い、変状の有無、程度、補修の必要性について目視、打音による判定を行い、変状については東京メトロ担当者と共有・確認を行い、補修計画の立案・補修施工を実施し列車の安全運行及びお客様の安全確保に努めています。

MetroLiDAR

MetroLiDARは移動型３Dレーザーを利用した鉄道施設の計測サービスで一度の走行で建築限界測定、トンネル展開画像取得、トンネル内空変位測定、軌道変位計測、電気設備計測が可能で従来の方法と比べ、大幅な時間短縮とコスト削減を実現するシステムです。現在、東京メトロをはじめ小田急電鉄、相模鉄道、西武鉄道で計測、活躍中です。

シールドトンネル
補強補修工事監理

トンネル構造物に求められる耐荷性能や使用性能を図るため、内壁断面を増厚する補強及び目地漏水を止水する補修が適切か監理しています。施工は営業線電車の終電から始発までの短時間に終える必要があり、工事従事者の安全確保を最優先した施工が要求されます。

トンネル内防水ゲート点検

風水害による自然災害の減災に備えて、トンネル口に設置している防水ゲートを点検しています。点検では現地及び遠隔地において、防水ゲートを開閉動作させて、トンネル内への浸水を防ぐ性能を確認しています。

換気口浸水防止機点検

地上歩道部の換気口は、常時にはトンネル内に換気のため開扉し、台風や豪雨時にはトンネル内への浸水を防ぐため閉扉する浸水防止機を設けています。年2回の定期点検に加えて、毎月遠隔操作による動作確認を行い、浸水対策に備えています。

駅部漏水補修工事

駅構内（諸施設物、駅事務所、ホーム、各出入口）等の漏水箇所に対して銅板、ステンレス板を場所毎に現地で皿型形状に加工し、排水管（ステンレス製、銅製、塩ビ製）を接続し、排水流末に漏水を導水する処理を行う工事になります。また、床湧水に関しても暗渠化側溝に施し、壁際の既設側溝に湧水を導水し、床表面に湧水が流出しないように即日対応する工事になります。

トンネル漏水補修工事

トンネル部、軌道内の漏水箇所に対して、目地処理、薬液注入、断面修復を行う工事です。日々、軌道内に入る手続きを行い、決められた仮り置場より「足場材、施工に関する材料」をトロ台車へ積載し、漏水箇所へ移動を数百メートルから1キロメートル移動し、限られた時間の中で「施設物養生➡足場組み立て➡漏水箇所処理➡足場解体➡後片付け、施工場所及び移動箇所の安全点検➡線路閉鎖解除」を日々行う工事になります。

道路陥没復旧工事

地下鉄全線の地下鉄構築構造工事に起因した陥没箇所を試掘調査を実施し、原因を特定して速やかに仮復旧及び本復旧を行う工事です。道路陥没は突発的な事象となるため迅速な対応と、再発防止のための適切な原因究明と対策が重要となります。特に地下鉄は都市部のため、地下埋設物が複雑に入り組んでいるため、関係機関との綿密な打ち合わせと連携が不可欠となる工事になります。また、道路規制を日々設置しての施工になるため、第三者優先また、安全に心がけ施工を実施しています。